IMG.Linkでご使用頂けるケーブルについて
- 写真の「送受信器」は一例です。上記以外の送受信器や分配器、スイッチャーなどを含め、IMG.Linkシリーズであれば、【伝送距離の目安】 はすべて同じです。
- 記載の条長は、「伝送距離の目安」としてお考えください。お使いになる環境によっては上記よりも短くなる場合があります。
ケーブルの伝送可否の確認方法
送受信器をケーブルの両端に接続いただき、「Link」ランプをご確認ください。1分程度の間で、「緑」で点灯し続けているのであれば問題なくお使いいただけます。ごく稀に「赤」となる場合も、実用上は問題ありませんが、数秒~数十秒おきに「赤」となる場合は、映像や音声にノイズが生じる場合があります。また「赤」で点灯し続けている場合はお使いいただけません。
- 上記の確認をなさる際に、ソース機器や液晶ディスプレイなどの表示装置を接続する必要はありません。
- ①の 【伝送距離の目安】 よりも短い条長でありながら 「赤」となる場合は、下記③-4をご覧ください。
ご注意いただきたいこと
- BNCコネクタは高周波の信号伝送に対応したものをお使いください。
目安として「75Ωの3G-SDI」の伝送に対応したものをお勧めします。 - BNCコネクタは、「ハンダ式」ではなく、「圧着式」をお勧めします。これは「圧着式」のほうが、ばらつきの少ない成端品質が得られるためです。
- BNCの中継コネクタはお使いいただけますが、上記 「1」 を満たしたものをお使いください。なお中継1カ所(オスコネクタ2個、メス-メスコネクタ1個)あたりの減衰量は、同軸ケーブル 約1~2m分に相当します。
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①の【伝送距離の目安】 を超えない条長であるにも関わらず、「Linkランプ」 が 「赤」 となる場合は、以下のことが考えられます。
- BNCコネクタの成端不良。
- ケーブルの途中に、規定外のBNCコネクタや中継コネクタをお使いになっている。
(無線用の50Ωコネクタをお使いではありませんか)
【75Ωと50Ωの見分け方の一例】※ 製品によってはこの見分け方が有効でない場合があります。 - ケーブルの途中に、規定外のケーブルをお使いになっている。
(既設配線を流用の際に、隠ぺい部分等に未確認のケーブルがありませんか)
- 一般的な*C2V、*CFB、*CHDシリーズのケーブルは固定配線用途です。移動・可動用途では、使用するにつれて減衰量が増加することが確認されております。こうした用途の場合は、屈曲に強い5CFW等のケーブルをご使用ください。
既設配線を流用される際、それまでお使いになっていた「アナログRGB」や「コンポジットビデオ」の映像が伝送できていたとしても、IMG.Linkでお使いいただけるとは限りません。これはIMG.Linkで伝送している信号の周波数が、約3 GHzの高周波キャリアのためです。